お金の使い方については、消費・浪費・投資があり、今回はそれぞれについて考察してみます。
そんなの知っているよと当たり前だと思うかもしれませんが、実際この3つを使いこなせているかと言えば、意外と難しくできていなかったりします。
結論からいえば、3つの使い方を理解してバランスよく使いこなすことが大事ということなのですが、順を追って考えていきたいと思います。
生涯賃金から考える
大卒男性の生涯年収(40年間)の平均値は約2億7000万円(中央値は2億1000万円)と言われています。(厚労省・国税庁データ参照)
これも、務め先の業界にもよるので何ともいえませんが、人によっては中央値にも満たない場合もあるでしょう。
また、実際はこの年収から各種税金が2割程度はひかれるため、手取りとして残る額は少なくなります。
中央値2億2000万円なら手取りは1億6800万円でしょうか。
しかし、独身でいわゆる普通と言われる生活を送った場合、生活費月に25万×12が月×38年間で1億1400万円、マンション購入なら4000万円(35年ローン)、車購入なら新車を10年に1回乗り換えるなら300万円×4回で1200万円など、これだけで手取り額の1億6800万円のほとんどを使い果たすことになります。
子どもがいれば、ここに教育費が加算されることになりますので、まさに家計は火の車になるでしょう。
いつまで働くの?
一つの勤め先での給与のみの収入でまかなう場合は、働かないとお金は得られず、やめた瞬間に生活に窮するようになります。
上記の生涯年収は定年(60歳)まで勤めあげた場合ですから、足りなければ、定年の延長・再雇用も考えないといけません。
死ぬまで現役として働いて収入を得ながら生活を送るという生き方がスタンダードになりそうですが、自分がいざその段階になったときに果たして体は上手く動いてくれるでしょうか?
今は大丈夫でも、加齢による病気やケガのリスクや若い時より無理もできなくなると考えた方が妥当ではないでしょうか?
個人的にはかなり厳しいのではないかと思っています。
お金の使い方を極める
生涯賃金が高く、いわゆる普通がやっていけるのであれば、お金の使い方については気にする必要はないのですが、これからの生活に不安を感じるのであれば、一度お金の使い方についてよく考えて、それを実行していく必要があると思います。
それには、お金の使い方とは何なのかを理解し、実際に行動していくことが欠かせません。
そんなお金の使い方ですが、次の3つがあるとされています。
消費:生活支出の最適化。
浪費:贅沢なもの自分の満足の為につかう事
投資:未来の自分の目指すものの為につかう事
それぞれの特徴は以下の通りです。
消費
自分の生活に必要な最適な支出額にお金をつかうことです。(支出の最適化を目指す)
無駄なものを減らし、同程度のモノがあれば安く良いサービスのモノを選択して使うことがここでいう消費になります。
質の良いサービスを見つけ、固定費をできるだけ抑えたり、使わないものにはお金をかけないようにし、快適だけど、お金の使用をできるだけ抑える生活をします。
次にあげる浪費と混ざらないようにするには消費を選択するには意外と頭を使う必要があります。
浪費
趣味など自己満足の為にお金を使うことです。
なくても困らないこと、生活に必要な最適な支出以上のことにお金を使うことが浪費となります。
車の購入において中古でなくて新車を購入したり贅沢な事にお金を使います。
投資
自己投資、金融資産投資、事業投資など将来の為にお金を使うことです。
本やセミナーで知識を得たり、株や債券・不動産を購入して自分自身や資産となるものにお金を使う事が投資となります。
投資のつもりが実は浪費になったいたという事にならないように、お金をかける対象をよく選ぶ必要がありますが、良いもの選択すれば、労働だけでないお金を得らる事ができるようになります。
まとめ
3つのお金の使い方をバランスよく使う事でお金に関する苦労を減らすことができるようになります。
たいていは、消費と浪費にお金を使い、投資までには気が回らないと思います。
普通に暮らしては残らないお金を、使う比率をちょっと変えるだけで、労働だけに頼らない生活を送えるようになります。
3つのお金の使い方を比率を考えバランスよく使うことが、お金に振り回されない人生・楽しく生きるコツになるのだと思います。
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