お金の機能をみることで、お金の役割や何故獲得する必要があるのかが見えてきました。次はその獲得の方法について考えてみました。
獲得するには
前回の記事でお金とは価値であり価値を使用するための利用書なのだと書きました。獲得して使うことにより、その分良いサービスやモノを手に入れられるのです。
あっても困らないし、むしろ多く持っていた方が便利なものであることがわかります。
であるのなら、なるべく多く獲得出来るようなことをする方がいいことになります。
よく職業に貴賎なし、額に汗して働くことが大事なんだと言われますが、現実的にはやる内容次第で獲得できるお金に違いが生まれています。
全ての職・仕事で得られる金額が全て同じであれば、そうだと言えますが、実際は獲得する額(価値の大きさ)に開きがあるのも事実です。
このことは自分が選んだ職業・仕事先しだいではお金の獲得する量が少なく、その結果として生活に必要なモノが手に入らなくなることを意味しています。
獲得できる絶対量に差がある以上、必然的にお金(価値)を多くもらえる事(職・仕事など)を目指していくことが大事になる事がわかります。
何をするのか
選ぶ仕事や職で獲得できる額が違うと記述しましたが、獲得できる額の違いがなぜ生まれるのか、お金の機能の面から考えると納得がいくところがあります。
それは高い金額ほど高い価値を持っていると判断できるという価値の尺度機能の存在です。
お金が多く獲得できる職・仕事では、(本人が)高い価値を持ってたり価値を提供されていると判断できるという事です。
また、高い価値を持っていたり価値を提供できること自体が、(その職場や仕事先で)高いお金を獲得できる条件とも言えます。
確かに世の中の高収入である職や仕事先をみてみると、高い収入のものほど高い技術・知識を持っていることがわかります。
技術獲得は一丁一隻にはいかず、その技術獲得の為に費やした多くの時間やお金に対して、場(職場・職場など)が価値を認めているからこそ、その対価としてお金を支払っている面もあると思います。
このことから高い価値(スキルなど)であればあるほど、高い価値(報酬・お金)がもたらされるという事がわかります。
この点を踏まえた上で、何を行っていくかを考える必要があります。
方法は
自分の性格に合ったものを見つけ必要な技術を身に着けて(価値を提供できる状態にする)、その技術を提供できる場に入ることが基本である考えられますので下記の2点が主な方法になると思います。
一つ目は最初から価値を提供できる職業や仕事先を見つけておいて、しっかり準備して、実際に入るというやり方です。
務めて早い段階から実行していれば、時間の確保ができ、必要な経費(投資金)も周り(親など)の支援がえられるのであれば、目的の場(職場)に入れる可能性が高くなります。(枠が決まっている場もあるので、絶対に入れるわけではない)
この方法の欠点としては、価値を身に着けたとして、提供できる場(職場・仕事場)に入らなかった場合は掛けた時間と資金が無駄になってしまう点です。
実際に獲得した価値(スキル)を使える場に入る・場を見つけておくということも大事な点となります。
もう一つが一度社会に出たあと、価値の高いスキルを見つけて身に着けていくやりかたです。社会にでれば、本当に必要な事がなんであるのか、わかるようになります。価値の高いものもわかってくるので必要なものに取り組んでいけばいいことになります。
欠点としては、時間と経費(投資金)の確保のための難易度があがる点です。
日々生活するためお金が必要になりますし、時間も今やっている仕事先に費やさないといけなくなりますので、スキル獲得のための時間と投資金の確保について考えないといけません。
ある一定の生活レベルを維持するためには、その分お金が必要となりますので、現在やっている仕事先から得られる額が少なければ投資に回せなくなり、新たなスキル獲得が困難となります。
自己投資
何をするのか・方法を考えたところで、大事な点に気が付きます。
お金を獲得するとは、それに見合う価値を提供することであり、価値を提供するには、必要なスキル等を身につけるために時間とお金を使う必要(自己に対する投資)があるということです。
つまり、お金を獲得するには、以前の記事で書いた「他人の為になる自己投資」を行うことが、大事であるのが分かったのです。
其の参に続く
コメントを残す