お金持ちより資産持ち!其の参

前回からの続きとなります

不安点

お金の獲得には、価値を提供できるように自己投資をすること、高い価値の提供はより高い報酬としてお金が手に入れられることがわかりました。(自己投資については以前考えをまとめた記事があるのでこれを参照にします。)

また、手に入る額の多い少ないは別として、手に入れたお金を使わない事で、価値の保存機能が働き、将来に使える事ができるようになります。

お金持ちであるとは、この使わないで貯めるお金の量が多いことであり、また保ち続ける事ができるということです。

高い価値を提供できて多くお金が得られ、適切な支出を維持ができれば、当然貯める量が大きくなるので、大金持ちになる事も可能がたかくなります。(適切な支出の維持にも、注意する点があるのですが、特に今回は言及しません)

将来使えるお金を多く持つお金持ちですが、一見問題がないようにみえますが不安事項もあります。

お金は使えばなくなるものであり、自分の価値の提供ができなくなればお金を獲得できなくなるという点です。

 

どういう事か

お金は一度使えば、なくなってしまう特性があります。当たり前のことですが、使えばなくなるのです。

通帳で持とうが、現物で持とうが、お金だけで持っている限りは自然と増えることはありません。

また、自分による価値の提供というやり方は、自分が価値を提供できなくなれば、お金の入手はできなくなる欠点もあります。

自分が価値を提供できて、お金が手にいれられるうちは問題ないですが、病気やケガ、提供する場がなくなる(倒産など)などがあれば、お金が入ってこなくなります。

人の本質で減っていくことには敏感で、非常にマイナスの感情を持つというのがあるそうです。

この辺のところは、なんとなく感覚的にわかります。増えることなくだんだん目減りしていくというのはかなり精神的に堪えると思います。(おそらく生涯必要な金額が手元にあったとしても)

高い報酬をえる為の自己投資ですが、そのデメリットとして、価値の提供が自分であるので動けなくなれば、お金は手に入らないという事であり、仮に必要な分を蓄えたとしても数字が減っていくという状態には感情が耐えられないという不安点があるのです。

 

どうするのか

自分が価値を提供し続けて人の役に立つことをしてお金を得るということは素晴らしいことであり、できるなら行い続ける事がい望ましいとは思います。が、一方で使うとなくなるお金の特性、価値が提供できなくなる可能性がある事も踏まえ、その不安を補う何か別の方法はないのかと考えるようにもなったのです。

そんな時、資産を持つという考え方に出会いました。

字のとおり資(お金・価値)を産むものをもつという考え方です。

参考となったのは下の書籍でした。

「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ著

 

ここで資産をもつという考え方を知ることができたのでした。

資産とは、お金(価値)を自分にもたらすものであり、そして資産には自分が価値を提供することでお金が手に入る資産と他人(モノ)が価値を提供することでお金が手に入る資産があるというのです。

この考えによると、自己投資とは自分が価値を提供する資産にあたります。自分の事業のオーナーになる事であったり、企業の株主なったり他人の事業に投資することが他人が価値を提供する資産となります。

自分が働いて価値を得るか、他人に働いて価値を得るかと2つの手段を使うというのです。

自分の価値提供ができなくなる、お金がへっていくという問題を解決するには、この資産をもつという概念を持ち、そのうえで他人に働いてもらい価値を得る他人資産が必要であることが分かったのです。

 

他人(モノ)資産

自分以外が働いてお金をもたらしてくるものは、すべて他人(モノ)が価値を提供する資産です。

事業を起こし、他人の力(従業員)を使って事業からのお金を得る方法、もしくは、他人の事業に出資をして配当を得る方法があります。

事業を起こす方法では、他人とのやりとりとか、仕組みづくりなどやるべき事が多くあり、当たれば多くお金を獲得できるメリットがある一方が、上手くいかずに時間をかけてもお金を得られずに終わるというデメリットもあります。

他人の事業に出資する方法では、株式を購入して株主になり配当を得る方法がありますが、良い企業に出資できれば、長期にわたる配当と株価の増加による資産の拡大が得られ一方で、ある程度まとまった規模の資金が必要であったり、出資先の倒産による資金の損失などのデメリットがあります。

他人の力を上手く使うことや価値のある資産(人やモノ)を見極める目を持つこと、そしてある程度の資金が必要になりますが、いったん、軌道にのれば、自分がほとんど何もしなくても、価値を運び続けてくれるモノが他人資産なのです。

この他人資産を持つことが、お金を持つだけのデメリットを解消する手段となります。

 

まとめ

① 自己投資(他人の為になる自己投資)をして、お金(価値の交換証)を得るという自分資産を持つこと

② 自分資産で得たお金の一部を使い、自分がいなくてもお金が入ってくる他人資産(事業や株式など)を持つこと

資産という概念と、自分と他人それぞれの資産を持つことが大事であり、このことを繰り返して行っていくことが、報酬を獲得する上では欠かせないことがわかったので、あとは行動するだけです。

資産持ちを目指して、頑張るのみです。

 

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関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。