贅沢品でもある車
ひとたび所有してしまうと多額の維持費がかかってしまい、資産形成に影響が出る高い買い物となっています。
とはいえ自分が住んでいる場所等や生活環境によっては車は必要になる場合もあり保有に関しては悩ましい問題となります。
そんな車の購入について一つの解決策になるであろう「資産で購入する」について今回は記述しています。
車にかかる費用
改めて車を購入した場合の費用についてザックリ考えてみます。
車を所有した場合の費用ですが大きくは車体購入費と維持費の2つが発生します。
車体購入については最初に購入する場合にかかる費用です。
維持費については保険代・ガソリン代・車検代等が年間を通じてかかる費用です。
購入費や維持費を低く抑えたいなら、中古車かつ軽自動車や小型車を選択するのが理想ですが、安全面の考慮や使用目的によっては必ずしも安さだけで車を選んだりできなかったりします。
資産で購入
お金を減らさないためには車をも持たないというのが一番です。
ですが、所有すると決めた場合、購入費か維持費の両方もしくは片方だけでも負担をなくすことができたらかなり楽になると思います。
その解決策として一つ考えたのが、資産で車を購入できないかという発想です。
通常は車の本体購入の支払いは、貯めたお金を一括で支払うか、ローンを組んで少しずつ支払っていくかの選択になるのですが、ここに自分の保有する資産からの支払いをしていくというやり方を取り入れます。
資産形成の目的は、老後のためであり、教育資金のためであったりと目的があって行うものです。
その目的のなかに車の購入費(もしくは維持費)を組み込むのです。
投資対象は
インデックス投信か高配当の銘柄を投資対象とします。
全世界へ投資するインデックスであれば年間5~7%の価格上昇が、高配当銘柄の金融資産であれば、4~6%の配当(利子)がみこまれます。
年数は
購入する資産にもよりますが、全世界へ投資するインデックスであれば年間価格上昇率が平均値が6%であれば約12年ほどで資金が2倍になる事が可能です。
配当であれば年間配当率が5%程度ならば15年ほどで2倍になるでしょう。
リスクはあるが
金融資産について相場環境によってその価格が変動するため、暴落が発生すると折角準備した資金が減ってしまう恐れがあるから購入資金をあてるのは良くないかもしれません。
知っての通り資産からの利益にはキャピタルゲイン(価格の上昇分)とインカムゲイン(配当・利子)があります。
暴落になると元本部分とこのキャピタルゲインが減ってしまうことになるのですが、インカムゲインがあれば価格の変動があるものの配当から資産を増やしていくことも可能になります。
また、暴落に対する不安が極度にあるのであれば、普段は現金で購入資金を貯めておいて、市場が暴落するタイミングで資産を購入すれば、ある程度価格変動のリスクを限定的にすることが可能になります。
いくら資産が必要か
新車にするか中古車にするか?軽自動車か普通車か?と自分の車に対する考え方によって必要な資産額が変わってきます。
当然新車でグレードがいいものと考えているのなら、それなりの資産額が必要になります。
車は必要だけれど、そこまでこだわりがなければ、安いものを購入すれば必要資産額も少なくて済みます。
制度を上手く利用
今現在は運用益が非課税になるNISAもあり、こうした制度を上手く利用できれば、より少ない資産額で購入資金を作る事ができます。
まとめ
冒頭でも記載しましたが、車についてはお金のかかる浪費の対象となります。(本当に金食い虫)
FIREを目指すなら持つべきものではないと思いますが、諸事情にによっては手放せない場合もあります。
そんななか、資産を使って自己資金を少しでも減らさないようにするのは悪くない一つの選択肢であると思っています。
中古で維持費のかからない車であるなら、必要資産額がかなり抑えられます。
私自身、現在10年後になるであろう買い替えに備えて車購入用の資産構築中です。(あと数年かかりそうです)
車を保有するのは浪費のものであることは重々承知の上ですので、なるべく車にかかる費用を減らせるようにしていくつもりでいます。
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