投資歴を振り返る・其の弐

ショック発生!

ご存じ「リーマンショック」の発生です。

アメリカ発の金融危機のでした。

その当時の自分の考えは「他国の事だし、日本には影響ないだろう」とあまり気にしないで、たかをくくった状態で、いつも通りの自分ルールのまま購入をしてました。

しかし、連日のテレビ・新聞で報道されていくうちに、日本も無関係ではいられないような内容もわかり、アメリカの株価指標が下がると、それにつられて日本の株価指標も下がっていくという日々が始まりました。

よく分散効果があるから、株式もつなら日本株・先進国株(日本除く)・新興国株にわけるとか、同じく債券(ファンド)も地域にわけるとかありましたが、全部同じく下落していきました。(債券のほうはややはゆるめでしたが)

下げは一瞬とはよく言ったもので、日を追うごとに指標がさがり、当然ながら個別銘柄などジェットコースターです。みるみる自分の保有銘柄の株価が下がっていきました。

成す術なし・・・

「何が起こってるんだ・・・」

本来なら損切りしたりしてなんらかの対処で乗り切るものです。

が、今なら思い付きやれることも、当時のレベルではむりでした。過去の日本でも、そうした金融ショックはなんどもあり、そこから学んで心構え・対策を立てておくというやり方もできたはずです。

バブルが発生したあとは、ある時期をもって弾けるものだ」という事実があるのに他人ごとでとらえてました。(そもそもバブルかどうかは後から説明されるから、その時がくるまではたぶんそんなこと気にしないで利益獲得優先でしょうけど)

残念なことに、この時はそんな歴史に学ばずに、利益優先のやりかたで取引をしていた時期でしたので、そのうち戻るんじゃないか自分勝手な判断をして、日に日に値下がりをしていく自分の持ち株に対して、正に指を加えてみているという状態でした。

そもそもが、購入時にはトレードで行っていたはずなのに、待てば回復する。最悪配当金までつないでなんとかしようとか、今考えてもメチャクチャです。

日本の配当金の増減はは景気・業績に影響しているのでよくよく考えれば、このまま景気が悪くなれば減配もありうるわけでして、やはりというか案の定、減配する企業が増えていきました。(当時保有している企業もそんな感じでした)

塩漬け完成

そんなこんなで、八方ふさがりとなり、やってはいけない状態の「塩漬け状態」を作り出してしまいました。

損切りすればいいじゃんと思うかもしれませんが、いろいろ手遅れすぎて、買値の半分ぐらいまで値がさがり、当時の投資金の半分ぐらいまで評価額がさがりました。

「売れば投資金の半分の損失確定」

で資金が完全に半分になるのに売却できますか?

当時の私では無理でした。

「売らなければ、損失確定しないし、いつかはもとに戻る。」

このあとは、淡い期待を胸に含み損をもった状態でしばらく過ごすことになるのでした。

其の参に続く

 

 

 

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関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。