投資!投機(トレード)!違いを理解しよう!!

資産運用・形成をするには投資と投機の2つの方法があります。

資本(お金)を投げる(出資)必要があるというのはどちらも一緒なのですが、概念やハウツーが違っています。

世の中に出回っている投資・トレード関連の本がどれにあたるのか理解しておかないと折角学習しているのに成果が出ないという結果になってしまいます。

投資のつもりが投機(トレード)をやっていたり、またその逆であったりとチグハクな事をしていることになりかねません。

今回は投資と投機の違いについて考察しています。

 

大前提

投資にしろ投機にしろ基本はお金をまずは出すことが前提となります。

そして世の中の金融関連のものに投資・投機(トレード)する場合は、金融ショック等による価格の変動に巻き込まれることを覚悟しておくことが必要があります。

過去を見ると10数年に1回は様々な〇〇ショックが発生し価格の暴落があり、金融資産をもっていれば、確実に保有資産額の減少に見舞われています。

失ってもいい覚悟を持つことと、かりになくなっても心が揺さぶれない余裕資金でやることが欠かせないという事です。

お金を絶対に失いたくないと思っているのであれば、そもそも投資・投機はしてはいけません。

 

2つの利益

投資・投機(トレード)によって得る利益にはインカムゲイン(配当や利子など)キャピタルゲイン(売買益)の2つがあります。

このあと記述しますが、インカムゲインを得るには配当投資が最適であり、キャピタルゲインを得るには長期成長投資・中期成長投資・投機(トレード)が最適です。

 

投資の種類

投資には目指す目標によって考え方、やり方が異なり個人的には以下の3つに分かれると思っています。

高配当銘柄保有によって配当を得る配当投資、長期的に成長が見込まれるものに投じる長期成長投資、中期的に成長が見込まれれものを対象に投資をする中期成長投資の3つです。

 

配当投資

年間2~3%ほどの比較的高い配当を得ていくのが目的となるのが配当投資となります。

対象は個別銘柄や高配当ETFになります。

基本的には購入したらよほどの事がない限り売らずに保有します。

メリットとしては、金融ショック等で価格の下落があって元の価格に戻るのに時間がかかりそうな時でも、配当金があることで購入した資産を切り崩さなくてもよいという精神的な安定感がもたらされるという点があります。

また、完全な不労所得となって自分が何かしなくても勝手にお金が入ってくるという点が大きいです。

デメリットとしては、それなりのまとまった配当金を得ようとすれば、ある程度の資金が必要になることと、個別銘柄に投資する場合なら若干の企業分析が必要に時間がとられる点があります。

また、購入するタイミングでは高値掴みが発生してしまうため、ある程度購入するタイミングを見極める必要も出てくる点です。

 

長期成長投資

長期的に右肩上がりの価値が見込まれるものに投資するのがこの成長長期投資にあたります。

例えば、S&P500指数に連動する商品などは過去の相場をみると年間5~8%で価格の上昇が見込まれます。

長期的に保有することで、この価格上昇分の売買益を獲得するのが目的です。

メリットとしては、定期買い付けをすることによって積立が可能になり、比較的少ない資金でも投資が可能になるという事です。

指数連動した投資信託などを自動買付設定をしておくことで、ほぼ投資に時間をかけることなく金融資産を増やしていくことができます。(半自動的に投資による資産増加が可能)

デメリットとしては、右肩上がりの対象を見極めないといけない点と金融不安時に長期にわたる価格低迷時に精神的な不安感が発生が生じてしまう点です。

過去の価格の推移はあくまで過去の結果であり、未来同じくなるかは誰にも分かりません。

資本主義の存続・投資対象の未来の成長を信じる事ができるかが、この長期成長投資には欠かせません。

 

中期成長投資

売買益により投資金を2倍3倍と増やしていくのがこの中期成長投資となります。

バリュー投資ともいわれたりしますが、企業分析等をして今後成長するであろう個別銘柄を探し出し、比較的安い段階で購入して株価の値上がりを得る方法です。

保有期間は半年~数年で、長期投資と比べると保有期間は短いのが特徴です。

メリットとしては、比較的少ない資金でもできる事、上手く購入したものが成長すればまとまった売買益が獲得できる点です。

デメリットとしては、分析の為の学習時間が必要になる点で、これから、成長する分野は何なのか、企業の財務状況の分析など多くの時間を使う必要があります。

 

投機(トレード)

売買益を短い期間で積み上げていくやり方となります。

チャート分析・心理額等、投資とは違った視点からの学習が必要になります。

投機(トレード)はゼロサムゲームともいわれ、誰かの利益が誰かの損となる奪い合いになります。

投資は買い手(個人)、売り手(企業)、社会の三者が潤う事が可能になるものですが、トレードではそれはありません。

保有期間は一日で決済するデイトレートや数週間で決済するスイングとレートなどあり、投資と比べるとかなり少ない保有期間となります。

メリットとしては、短い期間での売買益を積み重ねる事ができる点です。

デメリットとして、投資の勉強とはまた違った学習が必要であり、それなりの時間が必要であることです。

また、しっかりしたルールを設けておかないと大きな損失につながってしまいます。

資金管理の徹底、トレードルールの作成や、検証など同じ売買益をとる中期成長投資とは異なるやり方を見つける必要があります。

 

まとめ

同じ投資でも目的が違えばやり方が違っていて、少なくても3つのやり方を使い分ける必要がある事が分かったと思います。

また、投機(トレード)も投資と違った考え方をする必要がある事も分かります。

不労所得に近くほったらかしがきくのが、配当投資であり、長期成長投資です。

これらは、最初の段階で知識を得れば基本的に購入すれば持ちづづけるだけものになります。

労働所得であり、常に相場を見ていないといけないのが、中期成長投資投機(トレード)となります。

常に勉強と相場の監視が必要のため、時間が必要になりますが、大きな利益を得る事が可能になります。

投資・投機は金融資産でお金を増やす人には必要な技能になります。

ただし自分がやろうとする手法が何なのかを違いを理解して、そのうえで実施していかないと、逆に損失だけになってしまう結果になってしまいます。

そうならないためにも、投資・投機(トレード)の理解することがは欠かせないでしょう。

 

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関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。