形成と運用!概念の違いを理解して資産構築を進めよう

FIREを達成するには働かなくても生活していけるだけの資産の確保が必要になります。
 
その資産を作るには貯金や株式・債券のような金融商品を手に入れていく事になります。
 
この金融商品を手に入れる前に知っておかなかればいけない事・理解しておかなければいけない事があることに気付きました。
 
今回はそのなかの一つとして、形成と運用の意味の違いについて考察したいと思います。
 

用語の概念を理解する

書籍や動画で資産形成と資産運用という言葉が出てきます。
 
一見同じに思える用語ですが、深ぼりしていくと意味合いが違う事がわかります。
 
 
資産形成 
 0から1に形を作っていく事・資産が大きくなるように殖やしていく段階の事
 
資産運用 
→ 資産形成等によって作られた(殖えた)資産を活用して資産を殖やしていく事
 
「ない状態から作る(殖やしていく)」に重点をおくのが資産形成であり、「既にあるものを使う」に重点をおくのが資産運用ということになります。
 
(「無いから作る」資産形成中であっても形成中の一部資産を運用する事によって資産形成中でありながら資産運用を同時に行うことも可能です)
 

形成時に重要な考え方

 
資産形成時に重要なのは対象を絞り力をその対象に集中させる事です。
 
0からまとまった形にするにはなんでもやればいいというわけでありません。
 
集中とはさまざまな対象の中からよりベストなものを選択して、その対象に、労力・時間を力を注ぐ事です。
 
資産形成時には殖えていく可能性が高い資産となるものを選択し、積極的に関わっていく必要があります。
 

運用時必要な考え方

資産運用時に重要なのはリスクをなるべく避ける事・できるだけ元本を減らさない事に重点をおくことです。
 
分散という「分けるとか逃がす」という考え方を用います。
 
形成時のように特定の対象に力を集中していた場合、もしその力を注いでいた対象に不具合があった場合、何もできなくなったり残らなかったりと問題が発生する事があります。
 
資産を作る段階では集中させ規模を大きくする必要がありますが、ある程度まとまった資産規模になった場合は、今度はなるべく減らさないようにし、かつ少し増やしていけるような資産対象を選択していく必要が出てきます。
 
(以前は貯金現金が安全な資産であり、運用としてもつのは最適解だったと思いますが、現在のインフレが進む可能性があるなかでは、必ずしもそうとはかぎらなくなってきました。)
 

気にしすぎ!?

形成も運用も殖やす事を意味するのだから一緒じゃないかと思うかもしれません。
 
ですが上記の事を意識して巷の形成と運用を見るていくと、やはり違いが感じられるようになります。
 
資産規模の小さい初期の段階で運用を実行しても、間違いではありませんが、成果出るのに時間がかかると思います。
 
私見ではありますが世の中の個人の富豪の方々を見ると資産を作る段階ではほぼ「集中」で財を殖やしている感があります。
 
分散型資産の代表である例投資信託もある程度まとまった資産額であれば数%で資産の増加が見込まれますが、少ない初期の段階では大きな資産増加は出来ないと思います。
 
 

使い分けをするとどうなる?

2つの考え方をしっかり理解をした上で資産を構築するとどうなるのでしょうか?
 
おそらく投資対象への判断に影響を与えるようになると思います。
 
形成は殖やす事の重視です。資産の拡大を目指すというのであればある程度のリスクをとって投資をして殖やしていくやり方も視野に入るでしょう。
 
一方の運用では減らさない事の重視です。
 
当然リスクの低いものでかつある程度資産が殖えることが見込まれるものを資産対象として選択していくと思います。
 

まとめ

今回は形成と運用の意味の違い・とらえ方について考察しました
 
投資を進める上では、この2つ以外にもちゃんと理解しておかないといけない概念や自分の腹落ちしておかなければならなことが多くあると思います。
 
FIRE達成には欠かせない資産の構築です。
 
増やすつもりが減ってしまったとならないように、しっかりと一つ一つの言葉や概念を理解して資産を作っていきたいものです。

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関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。