以前の記事でFIRE後のインフレ対策の一つとして先取り購入を紹介しました。
この先取り購入ですが、現在進行中のインフレ対策としても非常に有効と考えます。
そこで今回は先取り購入する際の考え方、どんなものを買いだめ・備蓄したのがいいのかを考察してみました。
方向性
インフレ下ではお金よりも商品やサービスなど現物のものの価値が高くなり、価格が上がります。
加えて、輸入に頼っている日本においては、円安や中東問題により特に石油等のやエネルギー関連の輸入が今後制約を受けそうな情勢になっており、資源関係のモノは今後更に高くなってくる可能性があります。
石油は動力源や石油製品の原材料など幅広く使われているため、燃料の供給の減少や制限によっては今後更なる販売価格の高騰を招くでしょう。
ガソリンなど燃料等の原材料そのものを個人が備蓄するのは難しいものではないでしょうか?
となれば、個人のインフレ対策としては高騰・購入制限が予想される石油製品関連・生活必需品を買いだめ・備蓄を進めておくことが良いと考えます。
どんなもの
具体的なものとしては、日常品のなかで自分がなくてはならいと思っているもの(トイレットペーパーなどの紙製品、調味料、缶食料品、嗜好品)が該当します。
トイレットペーパー等の紙製品
紙製品をつくるには工場を稼働させるためのエネルギーが必要になります。
石油の輸入価格の高騰や量の制限を受ければ、製品価格の高騰や製造数の減少がみられるかもしれません。
紙製品は長期の保存もききますので、少し多めに安く手に入れられるときに手に入れておくのがよいでしょう。
調味料・缶詰等の食料品
食料品・調味料関係も原材料の高騰から価格が高くなるものです。
食に関するモノは健康的に生きていくためには欠かせないものです。
缶詰などの食料品も無添加であったり良質なものから高くなっていくことが予想されますので、安く手に入れられるときに入手しておくのが望ましいでしょう。
また、調味料は料理をするご家庭では必須なものであり、こちらも保存期間が比較的長いものですので、少し多めに買いだめしておくのが良いと思います。
嗜好品
酒やタバコのような嗜好品も高くなりそうです。
無くても困りませんが、お手軽に手に入れられなくなる事を考えると、どうしても個人的にないと困ると感じるものは、値段が高くなる前にまとめ買いしておくといいでしょう。
注意点
先取り購入する上での注意点もあります。
予算の問題
先取り購入は文字通り必要品を先に購入する事です。
食料品で1ヵ月分であれば、この先1ヶ月分に該当する分の金額が必要です。
先取り購入の月数分を増やすほど負担がかかるようになるので優先順を決めて先取り購入しないといけないでしょう。
保管場所の問題
買いだめの量が増えればそれなりの保管スペースが必要になります。
押し入れなど収納スペースが少ないと部屋の空いている場所に置くことになり、居住スペースが圧迫されるようになるでしょう。
必要なものを厳選したり、保管の仕方も考えないといけません。
どうしても、居住内にスペースがないようならトランクルームの活用があります。
お金がかかるかもしれませんが、選択肢の一つとして考えておいてもいいでしょう。
まとめ
今後インフレが続くと思うのならば、インフレ対策として先取り購入ぜひ検討してみる価値はあります。
人によって必要になるものは違ってくると思いますので、自分の日常を振り返り、なくて困るものを見極めておいて早めに購入しておくのがよいでしょう。
インフレ下では、今が一番安い日です。
後悔しないように計画的に購入を進めていくのが吉なのではないでしょうか?
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