気付くことが遅れて後悔したこと

現代の日本は資本主義が導入されています。

資本主義のもとでは、お金の有無・多寡が生きる上でかなり重要なものとなります。

何をするにも基本、元手となるお金が必要になり、そして元手あるほど選択の幅が増えるようになります。

例えば、1万円なら梅のコースしか選べないけど100万円あれば松のコースを選べたりと、金額の多寡と内容が一致しているとは限らないものの選択肢が多くもてるようになります。

また、やりたい事がたくさんあったとき、元手がすくなければどれかをあきらめる必要もできてきますが、多ければあきらめる必要がなくなり多くの事ができるようになります。

このことは大人なった今では当たり前に感じる事かもしれませんが、この当たり前の事をどの段階で気付けるかということが、長い人生においてかなり大事になっていると思ったので、今回はその辺について書いてみました。

 

周りの環境

子どもの頃からを振り返ってみると自分の身の回りに労働者と自営業者はいましたが、経営者や投資家をやっている友人などのお宅は皆無でした。

考えてみればそれもそのはず、同じ地域で大体同じ環境の人の子供が集まるわけですから、だいたい同じ属性の人が集まるわけです。

小学校くらいになれば自分の親が何をやって生計を立てているかだいたいわかるけですし、友人からもその友人の親の仕事も聞くわけですから、そこで自分の周りは労働者や自営業者がほとんどである事に気付くわけです。

少なくとも私の周りには花輪くんのような人はいませんでしたね。

 

学校教育

今ある教育システム(義務教育)は、お金の稼ぎ方の面においては金持ち父さん貧乏父さんにある4つのクワドラントの内の一つである労働者(雇われる者)を育てるには素晴らしいシステムとなっています。

成績優秀であればあるほど、いい企業や官公庁に入れる確率が高まりますし、初任給から高い給料がいただけます。(やりがいなどは別ですが)

ですが、他のクワドラントについては教わりません。

よほど意識が高くないと、そのまま新卒で企業に就職して、いち労働者としての生活を送る事になります。

親が自営業や経営に携わっていれば、かろうじて別のクワドラントに飛び込めることができますが、普通は就職(労働者)の道に進んむ事になると思います。(各家庭の教育方針にもよると思います。)

私自身は親は自営業をしていましたが、家業を継がせることは考えていなかったようで、自営業のやりかたなんて特にきかされていませんし。(結局私自身は就職の道に進み現在にいたりますから・・・)

そしてなにより、学校でも家庭でもお金について(資本主義)についてはあまり触れられません。

大事なことであるはずなのに教育で教えないのは残念でなりません。

 

違和感

学校に行っている間、お金に関して深く考えることはなかったと思います。

生活費は親が支払っていたからですし、お金に関しては小遣いで好きなものを買う時に悩むくらいで、あまり気にしていませんでした。

悩みだすのが社会人になって自分で生活をするようになってからでした。

何かが変だ、自分で進んで労働者になったはずなのに、得るものが少ないというか何か満たされない感を感じだしたのが始まりです。

そこから、真剣にお金について考えるようになり、世の中のついて考えるようになり現在に至ります。

 

まとめ

子どもの頃は言われるがままにすることは楽なことだと考えていました。

言われたことができれば、褒めらられるし、怒られないしと他人(親・教師)からの高い評価をえることができます。

夢がサラリーマンとしていたくらいですから・・

そうして夢のかなったサラリーマンですが、実際になってみると仕事のブラックぶり・自由のなさ・給料の安さなどなど不満足感に気付いてしまったわけです。

この辺は実際にやってみるまでわからないものです。

年数がたっても給料は上がらない、上の立場なればなるほど増えるサービス残業、意思決定権があまりなく言われた事をやるしかないという自由度の無さ・・・

「労働者として生きる」というのは生き方として悪いわけではないですが、業種等の選択を間違えると自由・快適さをなくしてしまう事になります。

早い段階で、この資本主義のルールをしり、知ったうえで自分がどう受け入れ行動していくかを決める事が大事になってきます。

よほどの事がなければ、この資本主義については変わらない世のルールとして動いていくことになります。

世のルールが変わらず、また教育システムが変わらないのであれば、教育を学校だけに任せるのでなく、家庭内でも学校では伝える事が出来ない事を教えられるような環境やお金に関する事を話し合えるような場にしていくことが重要だなと感じた次第です。

私自身は気付くのが30歳頃と遅れてしまいそこから立ち上がるのに時間が掛ってしまいましたが、このことは早く気付けることに越したことはないので、子供には早めに気付けるようにしたいと考えています。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。