考慮すべき事!FIRE 後のお金事情について!!

 
前回の記事で投資信託のみでのFIREはどうなのかについて考察しました。
 
投資信託のみでも難しさがありそうなのですが、それ以外にもFIREする上で考慮しておかなければならないお金事情について今回は考察してみます。
 
 

人生の3大出費と買い替え費

FIREには考慮しておかないといけないお金の事がいくつかあります。

それは人生の3大出費と呼ばれる「住居費・保険費・教育費」と「買い替え費」です。
 
住居費
住居費は賃貸か持ち家かでも変わりますが、基本的に毎月(毎年)かかる固定費が発生します。
 
持ち家であればFIRE達成時にローンの支払いが残っていれば、完了まで支払いや固定資産税等の税金の支払いが毎年発生します。
 
また、賃貸であれば家賃や更新料が発生します。
 
当然これらの出費はFIRE前に計算しているとは思いますが、それ以外にもある一定期間に発生するコ費用や突発的な費用についても考慮が必要です。
 
例えば修繕費です。
 
人と同じでた建物はしっかりメンテナンスしないと長く住めなくなります。
 
外装では外壁や屋根の塗装を、内装では壁や床・水回りといった修繕が必要であり、朽化により住めなくならないように10年スパンの定期的な整備が欠かせません。
 
持ち家であれば、メンテナンスにかかる費用の準備も必要であり、長くその家に住むのであればその額もある程度大きなものとなります。
 
FIREした時期が早ければ当然持ち家の所有時期が早くなるので、長期的なメンテナンス費用の準備を考える必要が出てきます。
 
(平均的な修繕費の総額は1000万円とも言われています)
 
賃貸の場合は、同じ物件にずっと住み続けられればいいのですが、建物の老朽化によるやむをえない転居もあるかもしれませんし、インフレによる家賃の上昇等もあるかもしれませんので、そういった場合にそなえて引っ越し代や賃上げ分の確保等の準備もしておく必要があるでしょう。
 
 
保険費

続いては、保険費です。

ここでの保険費とは生命保険といったものではなく、ここでは高齢になったときにかかる費用が保険費と考えます。

例えば医療費や介護費といったものです。

医療や介護は若い時期に気にはならないものですが、60代後半からは気にしなければならなくなるでしょう。

寝たきりにならず、健康でずっと生活がおくれれば問題ないのですが、将来どうなるかはわかりません。

60歳を過ぎてくれば、少なからず健康で何らかのトラブルがでてくるでしょう。

病気等で病院のお世話になるかもしれませんし、体が自由に動けなくなれば介護を依頼する必要もでてくるでしょうから、それに備えた準備が必要になります。

またこの費用は独身であれば、本人のみで済みますが、既婚であれば配偶者等の家族の分の考慮も必要です。

今は大丈夫だからとかこれらの費用の準備をしておかないと、そのなった時に慌ててしまう事になるので、保険費についても先を見据えてある程度の準備をしておく必要がありそうです。

 

教育費

次は教育費です。

FIRE時に子供がいるようであれば、当然必要になります。

大卒まで考えるならば、養育費とは別に一人当たり1000万円ほどの学費の準備が必要です。

教育費は、かけようと思えばいくらでも費用がかけられるものであるので、教育破綻しないように、事前の準備が必要です。

特にFIRE後の収入が金融資産のみであれば、教育費にかけられる分は限定されます。

独身者であれば、考慮する必要はない費用ではありますが、もしFIRE後に結婚したりその後子供が生まれたとなれば発生する費用となるので、頭の片隅にいれておくのがいいでしょう。

 

買い替え費

最後が買い替え費です。

冷蔵庫・洗濯機等の生活家電や自家用車を持っている場合はその買い替えの為の費用があたります。

どんなに良いメーカーのものであっても耐用年数があり、故障等で約10年ほどで、買い替える必要で出てきます。

生活家電は生活に欠かせないものであり、FIRE前に購入の為の予算を確保する必要があります。

この費用もFIRE達成が早いほど準備する額が多くなるので注意が必要になってきます。

 

 

まとめ

今回の考察でFIRE後の生活には思った以上の準備が必要であるという事がわかりました。

特に、FIRE達成時が早いほどしっかりした対策をしておかないと、その後の生活が圧迫されることになりそうです。

折角FIREして自由を獲得したのにお金のことで苦労しては楽しめません。

ですが、最初からこれらを想定しておけていれば、想定外だったと思う事はないはずです。

お金ですべて解決しようとすればFIRE必要額の上乗せを考える必要があり気分的にFIREが遠のく感じがしますが、FIRE卒業にならないためにも入念な準備をすることが大事であることが分かったのでした。

 

 
 

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関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。