ノウハウとハウツーという2つの単語があります。
言葉はしっている聞いたことがあるという方も多いと思いますが、では具体的にどういうことか説明してと言われたら意外と答えられなかったりします。
わかってそうでわかっていない、うまく言いあらわせられないこの2つの違いについて調べたうえで、自分なりの解釈を踏まえて説明してみました。
(あくまで私なりの解釈ですので、それは違うと感じる方もいるかもしれませんが、そこはご容赦ください。)
ハウツーとは
まずは、ハウツーです。
辞書によると、やり方や方法の事という意味としていますが、これだけとよくわかりません。
ですが、さすがネット社会です。
検索すれば、意味の違いを説明をしている多数の記事が発見できました。
そんななかで、自分が腑に落ちた説明が「ハウツーとは基本的な内容のものであり取説的役割をはたし、手順通りにやれば再現性があり誰がやっても同じ結果をだせるもの」でした。
ゲームで例えてみますと、付属の取説がそれにあたります。
Aボタンを押せばジャンプ、Bボタンを押せばダッシュ、十字キーを下に押せばしゃがむ、ボタンとキーの組み合わせ入力で波動拳がでるなどのやり方・方法が書いてあります。
ある人はAボタンを押せばダッシュになるのに、別のある人が押せばジャンプになることはないわけです。
こんな、手順通りにやれば、誰がやってもの同じ結果がでるやり方の事をハウツーとなります。
ノウハウとは
次のノウハウですが、辞書によるとある専門的な技術やその蓄積された情報・経験の事を意味するそうですが、これもこれだけだとわかりません。
こちらも検索してわかったのは、ノウハウとは「①専門的な内容で再現性が低い(誰にでもできない)技術の事②ハウツーを使ったときに獲得した感覚・経験の蓄積された情報」のことをさすということでした。
ゲームで例えると、このタイミングでジャンプすればダメージうけない・このタイミングでボタンを押せば相手にダメージが与えられるなど使うタイミングなど、クリアには欠かせない実用していく上でのポイント(感覚・経験)がノウハウとなります。
ばらばらのハウツーをどう組み合わせて利用したか、どのタイミングで使えば効果が高いのか、ハウツーを使うための方法・使ったときの結果(経験)の集大成がノウハウという事になります。
どう習うべきか?
なんとなくわかってきたハウツーとノウハウの違いですが、習う場面になったときに気を付けることはなんでしょうか?
大きくは2つあると思っています。
違いを気付いて理解しているか?
一つ目は今やっていることがハウツーなのかノウハウなのかを自分が違いを気付けて理解した上で習っているかという点です。
本・先生など教授者の教授内容が二つのうちのどちらなのかを明確に区別して伝えてくれているかはわかりません。
教えてくれている本人はハウツー(ノウハウ)を教えているのに、受け取る側がノウハウ(ハウツー)でとらえていたら、違和感を感じる事でしょう。
ハウツーもノウハウも一緒にとらえて区別しないで教えている場合のあるので、習う(教わる)側がどちらなのかを意識して習う必要があります。
「具体的な手順があり再現がしやすいから、これはハウツーだな。」
『「なにか直ぐにできないな」とか、「これホントにできるのかな」と思うってことは、これはノウハウだな。』
と自分で意識することが効果的な学びには欠かせないでしょう。
実践しないといけない
2つ目が、実際に自分でやらないといけないという事です。
特にノウハウのほうは専門的な技術をやるわけですが、大前提が基礎的な内容はすでにできる状態になっていることです。
基礎的やり方ができないのとであれば(ハウツーができない)のであれば、当然ノウハウを知っていてもできない・使いこなせない事になります。
ノウハウとは使ったときの感覚や体験の蓄積であり、つまりある人があるハウツーを使ってその人が組み合わせた方法や利用の仕方によって生み出された感覚や経験の集大成なのですから、実は人の数だけの多数のノウハウが存在することになります。
そうした数あるノウハウのなかで、人に教えよう考えた人のものが、世の中にいわゆる「ノウハウ」として出まわる事になります。
なた当然、そのノウハウとは自分とは違う考えを持った人の経験の蓄積されたものですから、他人のノウハウを再現するには使えるように実際にやってみて自分のモノにする必要があります。
当然時間がかかる場合もあるし、場合によってはできない事もあります。
学校や職場を振り返ってみてください。
同じ内容を習っているのにある人はできるのにある人はできないとかありませんでしたか?
感性が高く他人のノウハウを直ぐに吸収できる人、時間が掛る人、まったくできない人など受け取る側次第でまったく違う結果になっています。
ノウハウがより専門性が高いものであり、教えられた経験が特殊なものであればあるほど、受け取る側次第で結果が明らかな違いが出るのでは当たり前ではないでしょうか。
たとえどれだけ良いノウハウであったとしも、合わない人やできない人であれば、使えないと感じていまうのもこのためでなないかと思います。
ノウハウコレクターにならないために
ノウハウを知っているだけのノウハウコレクターではもったいないです。
ノウハウを知ったのであれば、兎にも角にも、実践するのがベストです。
ポイントはどのぐらいやればいいのかいう点です。
これは人によって力の差があるので違ってきますが、自分はどのくらいかかるものなのかは知っておきたいところです。
参考となるのが、「今まで自分が新しい事を学んだ時にできるようになるまでにどのくらいの時間がかかったのかを振り返る」です。
一日2時間実践したら1年間でできるようになった人であれば、この人が新しいノウハウを手に入れたのちできるようになるまでには1年間くらいの時間がかかるということです。
はじめるノウハウが難易度が高いものであれば、当然習得には時間がかかりますが、この人の習得基準としては1日2時間の1年間になりそうです。
ということは、3か月ぐらいやってこのノウハウ成果でないと感じてやめてしまうのは、あきらめがはやいのではないでしょうか?
少なくとも1年は続けないと結果はでてこないのですから・・・
まとめ
ハウツーは何かをやる上での基本・基礎をできるための方法(やり方の知識やそれを具体的に再現するための手順)の事であり、ノウハウは応用(ハウツーを効果的に使う方法)していく為の方法の事ということになります。
ハウツーで得た土台があってそのうえでノウハウを使うことで、初めて結果がだせるということです。
先にハウツーで得た土台があって、そのうえでノウハウを使うことで、初めて結果がだせるのです。
ゲームを例にしていえば、できる事(ハウツーで得た内容)を的確に使って(ノウハウの知識)ゲームを攻略するという感じになります。
ノウハウコレクターに陥ることなく、良いノウハウをしっかり自分のものにしたいものです。
難易度が高いノウハウであればあるほど、差別化だでき有利になるものです。
最終的には、世の中に自分のノウハウを提供できるようになるぐらいまでになれば、ノウハウマスターとして文句なしと言えそうです。
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