お得な買い物の仕方:リセールバリューを意識しよう!

なかなか給料も上がらず家計状況も厳しいそんななか、かかる費用を少しでも抑えるためには工夫が必要です。

モノは持たない、余計なものは買わないというのが節約・倹約をするうえでは一番ベストなことではあると思いますが、それでも買わざるをえない・必要に迫られて購入するといった場面もでてくると思います。

今回はそのような購入する場合に使えるリセールバリューという考え方があるので紹介したいと思います。

 

リセールバリューとは

リセールバリューとは、一度購入したものを販売する際の再販価値のことです。

中古車販売でよく使われる用語であり、買い替える時に発生する買取・下取り価格がこのリセールバリューに当たります。

車では車種、色、年式等様々な要因でリセールバリューが変わりますが、基本は需要(人気の高い車)と供給(中古車の流通台数)の関係で価格は変動することになります。

車の購入では、このリセールバリューを意識して買取・下取りで高く値が付く人気がある車を購入し、上手に車の乗り換えをしている人もいると思います。

そのほかリセールバリューを意識しているものに、腕時計やバッグまたはマンションなどがあったりします。

そしてこれらに共通して言えるのが比較的高額な部類のモノであるという事です。

そんな高額なもの使われるリセールバリューという考え方を日常的に使うモノに応用して、お得に買い物をして家計を楽にできないかというのが今回のテーマとしています。

 

考え方

車・時計・バックなどこれらのリセールバリューが発生するモノに共通しているのが、比較的高額になるという点以外に、くり返し使う事ができるモノであること、中古市場(買取)が存在しているという点があります。

くり返し使えるという事は、一度使うと量が減ったり・なくなったりするものではないという事であり、こうした消耗してしまうものは、リセールバリューを使うのには向かないものである事がわかります。

また、中古市場があるという事は、購入したものを買い取ってくれる場所(市場)が存在し、その中古市場の中での相場というのが、リセールバリューに影響を与えるという事がわかってきます。

上記の事をふまえた上で、リセールバリューを日常の買い物に応用する場合の基本的な考え方には、以下の4点があると考えます。

 

トータルで考える

一つ目が購入から売却(もしくは処分)するまでにかかるトータルの金額で考えるという事です。

(実際は購入した後に維持費が発生するものもあり、この維持費も考慮する必要があるのですが、今回は単純に購入と売却(処分)までに発生した費用とします。)

例えば、家電等で10万円のものを購入したとします。

4年ほど使用して、新しいモノに買い替えようとしたときに、リセールバリューが4万円になるとしたら最終的な購入額はいくらになるでしょうか?

当初の購入価格ーリセールバリュー=最終的な購入額

と考えると、この場合10万ー4万=6万となり、この商品は結果として6万円で買えたことになります。

当然ですが手放したときに、リセールバリューがないものは購入時の金額がそのまま購入額になりますので、使用できなくまで使い続けた場合のかかる最終的な購入額は10万円という事になります。

 

いつまで使うかを考える

2つ目が買い替えを前提で購入するか、それとも使い倒す気で購入するのか、その商品の使用期限を考えて購入するという事です。

モノには耐久年数がありはいつかは壊れるものです

特に家電製品などは性能が上がってきているとはいえ、寿命は来ます。

ここで考えておくことは、日常で使用するもので買い替えの検討が必要となるモノを購入する場合は、

早めに買い替える(売りに出す)

使用できなくなるまで使う

のどちらかを最初に決めておくことが必要になります。

1つ目のポイントで書いた通り、最終的な購入金額はリセールバリューを加味した金額となるので、

①の場合は商品にもよるとは思いますが、耐久年数なども考慮し、最新のものやリセールバリューが高いものを購入する、(適時買い替え)

②の場合は使い切って処分するまで使うということになるので、できるだけ長持ちする品質の良い商品の購入をする。

という考えをもっておくのがいいと思います。

商品は最新モデルが製造・販売され続けています。今回のリセールバリューを考えて適度のタイミングで売却して新モデルに買い替えていた方が最終的にはお得になる場合もあります。

(修理するという選択もあり、メーカー側に確認をとるまでわかりませんが、大概そっちの方が費用が掛かったりします。(古いものはパーツがなくなって修理しずらくなる))

 

売却する場所をみつける(市場)

3つ目は売りに出すときの場所(市場)を知っておく必要があるという事です。

中古品については、そのモノに応じた中古市場が存在しています。

車の場合でもお店によって買取り・下取り価格が違いがあるように、その商品によって高く買ってもらえる市場がありますのでそこがどこなのかを知っておく必要があります。

以前であれば実店舗(中古買取店)による買取りが主な場所でしたが、今ではネットの普及によりフリマサイト(メルカリなど)あったりします。

商品ごとのある程度の相場もあったりしますが、より高く買取りをしてもらえる相手(市場)をしっておくことはリセールバリューを考える上で欠かせないでしょう。

 

需要と供給で考える

4つ目は欲しいと考える購入者が多く(供給)て、数が少ない(供給)ものを選ぶ必要があるという事です。

新しいものは、メーカー側の制作時の原価が上乗せされていて幾分プレミアが加わっています。

中古は、そういったものは減って、買取業者の仲介手数料がかかわってきますが、基本は欲しい購入者と、出まわっている数でで値段が決まってきます。

欲しい人が多い、けれど市場にはそんなに数が出まわっていないから高くなる。

中古でいいからほしいと思ったモノの販売価格がやけに高いと思った場合は、この4つ目の需要が多くて供給が少ないものであるのかもしれません。

 

どう買うのか?

上記の4つの考えを踏まえた上で買い物をしてくことが、リセールバリューを使ったお得な買い物方法となるわけですが、実際どんな感じで購入していくのかが気になりますね。

一つの例として「本」で紹介してみます。

何も考えなければ、自分が読みたい内容のものを定価で購入して、読み終われば捨てるという流れになると思います。

最新本で定価2000円のものを購入したとして、上記の場合は最終購入額は2000円となって終わります。

ですが、ここでリセールバリューを使った買い物の仕方「4つの考え方」を取り入れるとどうでしょうか?

売る事を視野に入れての購入し(一つ目の考え)、必要な情報を得られれば直ぐに手放すようにして(2つ目の考え)、できるだけ高く買い取ってもらえる市場に売りに出すようにして(3つ目の考え)、できるだけ高く買い取ってもらう(4つ目の考え)という一連の流れができます。

同じ定価2000円のものの購入であったとしても、買取りの際に本の人気が高く1000円で買い取ってもらえるものであれば、最終購入額は1000円となります。

全然ちがくないですか?

知識等の獲得は同じであっても、経済的なことに目を向けるとリセールバリューをかませたほうがお得に買い物ができたのではないでしょうか?

 

最大のポイントは人気のものを!?

特にリセールバリューを最大させるためには、4つ目の需要と供給の関係が大事になってきます。

本であれば、自分が読みたい(欲しい)ものが、みんな(欲しいと思っている人達)にとって人気のある読みたいものであるとは限らないというのがあるからです。

最新のものであれば、新しいものが出たという事もあり、欲しいと思う人が買っていきます。

仮に2000冊のみ発行されたとして、この最新本は増刷されない限りは世の中には2000冊しかない事になります。

全部売り切れたとして、最初に買った人が売って中古市場に出回らない限り手に入れることはできません。

ここで、その本(商品)に人気があるか否かが重要になってくるのです。

新品で手に入らないのであれば、中古市場で手に入れるしかないということになり、仮にどうしても読みたいと思う人が多ければ、中古であっても高い価格が維持されます。(場合によっては定価よりたかくなるものも)

試しにAmazonなどで中古の本を検索してみるととわかると思います。

 

 

まとめ

このリセールバリューとはお得に買うための一つの考えにすぎません。

こんなの考えて購入なんかしてられないとか、自分には好きなブランド(メーカー)あるからそれを買うんだとか、買う理由や買い方は人それぞれいいと思います。

そのほかにも、「買って手元にもっておきたい」というこだわりがなければ、借りるという選択を取る場合もありますし、そもそも余計なものは買わないと決めている人もいると思います。

大事なのは、自分が必要ものを必要な時に無理なく手にしている事が一番だからと思います。

最初にも書いたとおり、もし万が一購入するという選択をとる場面になった場合の考え方の一つとして、こういう考えがあるというのをしっておくことも、生活を楽にする上では必要なのではないかと思い記事にしてみました。

何かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。