やる価値あり!自分ポートフォリオ作成!!

投資の考え方のなかにポートフォリオを作るというのがあります。

金融投資で使われる用語であるのですが、意外と応用が利く概念である事に気付かされました。

今回はこのポートフォリオの概念を応用した自分ポートフォリオ作りについてまとめてみました。

 

アセットアロケーションとポートフォリオの違い

ポートフォリオのほかに、同じような用語でアセットアロケーションというのがあります。

意味としては資産の種類や配分の割合を決める事をいいます。

株式50% + 債券50% 

といった感じでおまかな割合を決める事を指します。

ポートフォリオは何かというと、振り分けた割合の資産ごとの具体的な中身を決める事を指します。

株式50%(内訳 A株式25%+B株式25%)+ 債券50%(内訳 A債券25%+B債券25%

といった感じでそれぞれの内訳でり、より具体的な銘柄は配分比率のことをいいます。

一つの資産クラスに集中しすぎると対象先に問題があったときに、自分の金融資産がダメージを受けてしまうので、そうならないように分散させようというのがこのアセットアロケーション(資産分け)とポートフォリオ(具体的配分)の基本的な考えとなります。

 

資本主義

現代は資本主義と呼ばれる考えを導入していて、資本(お金)と労働力を組み合わせて製品・サービスを生み出し「利益(お金)」を生み出すようになっています。

そうして生み出された製品・サービスを労働力である人が購入して生活していくという一連のシステムの中で生活を送っています。

良くも悪くもこの大きなシステムの中に組み込まれて暮らしているわけです。

このお金中心の資本システム(仕組み)を個人でも取り入れて、資本主義である世の中を上手に暮らそうというのが

「自分ポートフォリオの作成」

ということになります。

 

どんな資産があるのか

資本主義の中でポイントとなるのが、上記で説明した資本(お金)、企業(会社)、労働力(人)の3つの存在です。ざっくり解説すると以下ような感じになります。

資本(お金)

資本(お金)とは元手を出す側の事をいい、資本家とか出資者(株主)とか言われます。

企業(事業をする)

企業(会社」とは、集めた資本を労働力(主に人)を使って、何らかのサービスや製品を作って売る組織や仕組みの事をいい、マクドナルドとかユニクロとかの会社を指します。

労働力

労働力は人手(個人の持つ時間やスキルなど)の事をいい、企業(会社)ないで働く人の事を指します。

 

そしてこれら全て以下のような資産(お金を産む)に言い換えることができます。

 

1 資本を提供する人(資本家・投資家など)→ モノ資産(金融資産など)  例 会社の所有権(株式) 債券など

 

2 企業をつくる(社長になって組織を運営する)→ 他人(ヒト)資産+自分(ヒト)資産 例  起業する事(他人を使う)

 

3 労働者として自分の能力を提供する(自分が働く) → 自分(ヒト)資産を持つ 例 会社員 自営業

 

 

私もそうですが、たいていの人が3・労働者(自分資産)を使ってお金を得ていると思います。

ですが、アセットアロケーションとポートフォリオの概念からみると、収入をひとつの資産クラスだけにたよるのは非常にバランスが悪いわけです。

一つの資産クラスからの収入額が低かったとしても、分散して複数の資産クラスからお金を獲得できるしたほうが安定するわけです。

たとえば自分資産で会社勤めの場合だと一定の給料の保証はあるという利点があるものの、リストラによる解雇などの他人に収入をコントロールされてしまう点などそれぞれの資産で一長一短があるものです。

1から3の資産のそれぞれ良い面悪い面を踏まえた上で、何か一つに偏るのでなく、できればこの3つを組み合わせて持つというのが自分ポートフォリオ作成となるのです。

 

 

 

資本(お金)の特性

資本主義の考えを十分に活用するには資本(お金)の特性も十分に活用する必要があります。

お金の特性にはどんなものがあるのかを考えてみました。

それは数字が増えるにつれて力が強くなるというものです。(逆に数字が低いうちはあまり力が出せません。)

たとえば金利の面で見た場合、年利率を一定とした場合、5%の時は1万円なら500円となりますが、1000万なら50万円になります。(税金は考えません)

このように数字(桁)が増えていくほど同じ条件なら受け取る額が大きくなっていきます。

 

資本・投資家として最初から莫大な資本を活用しようと思えば、遺産を受け継いだり、宝くじなどでまとまった額が手に入らない限り、一般人がいきなり大きな額を出資するのは難しいと思います。

段階的な流れとしては、普通の人であるならば、労働者として働き給料をを獲得→事業を行う→事業で得た資本を株式等を購入していくのが流れ的には無理がないと思います。

 

組み合わせ

適切なポートフォリオの組み合わせには以下のものがあると考えます。

1 労働 + 事業 + 投資 

2 労働 + 投資

3 事業 + 投資

 

上記3つについてさっくり説明します。

バランスがとれるのが、1の全てを取り入れたものです。

労働で日々の生活費をまかない、余裕資金や時間を事業と投資に充てて3つの事なる資産から収入をえます。

バランスはとれますがある程度資産として形が整うまでに時間がかなり必要になるというデメリットが存在します。

最も時間がとられる労働に加え、事業の為の時間の確保、投資の為の時間のを確保とそれぞれに必要な時間を使う必要があるからです。

上手く育っていけば、長期にわたって自分を支えてくれるもっともバランスがとれたポートフォリオとなります。

 

2 労働 + 投資

こちらは労働から直接投資に回す形になります。

事業がないため、労働でかなりの高収入が手に入れ余裕資金を増やすか、思い切った節約等による資金の捻出が必要になります。

いかに労働収入を投資金に回せるかが重要になってきます。

 

3 事業 +  投資

労働からの資金を使わず、事業をおこなうとともに事業で得た利益の一部を資金を回していくやり方です。

事業をいかにうまく軌道にのせ、そこから資金(売却や利益)を得られるかがポイントとなります。

 

 

まとめ

 

以前からポートフォリオの概念は取り入れて使っていましたが、この考えを金融投資以外に取り入れるという発想はもっていませんでした。

この考えは「マネーゲーマーという生き方」石田信一著が参考になっています。

資本主義の考えを十分に活用するには資本を提供する側に近づくのが最適だと思います。

今後も資本主義の環境が続くと考えるなら、また、自分の今の状態をよくしようと考えるならこの自分ポートフォリオの作成はかかせないのではないでしょうか!?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。