FIRE後の不安はないのか!またその対策について考えてみた!!

憧れのFIRE生活、はたして無事達成後に不安事項はないのでしょうか?

いざ達成したあと、こんなはずではなかったと後悔することがないように今の内から起こりうる事について考え、対策を練っておくことは決して無駄にはならないと思います。

今回はFIRE達成後に起こると困るであろう事とその対策について考察してみました。

 

4つの不安

あくまで個人の見解ではありますが、今現在のところFIRE後に予想される不安事項は以下の4つがあるとかんがえています。

1 時間

2 人間関係(友人等)

3 インフレ

4 金融ショック

上記の4つについて深堀り、対策について考えてみます。

 

時間

FIRE後は食べるために働く必要がなくなり、自分のための時間(暇)が増えます。

読書であったり、ネットサーフィンであったりと、自分のやりたい事が何の時間の制約もなくできるので、自由感・解放感を満悦できるだろうと思います。

FIREのだいご味である仕事の束縛から解放され、自分の好きなことに時間を使う事ができで幸せなるはずなのですが、ここで考えておかなければいけない事があります。

その自分のやりたい事・好きな事(おそらく趣味だとは思いますが)はこの先ずっとそれだけやっていても本当に飽きないものなのか?もしくは自分一人で完結できるものか?という点です。

人間の欲求には5段階で構成されているというマズローの欲求5段階説というのがあります。

人間の欲求には下の階層から「生理的欲求」→「安全の欲求」→「社会的欲求」→「承認欲求」→「自己実現の欲求」の順に5つの階層に分かれていて、人はこの欲求をピラミッド状で表した下の階層の「生理的欲求」から順に上階層である「自己実現の欲求」を目指していくという理論のことです。

FIRE達成したということは、「生理的欲求」や「安全の欲求」は満たしている状態だと思いますので、この後は「社会欲求」以上の欲求を満たしていくことになると思います。

この「社会欲求」や「承認欲求」というのは他人に認められたいという欲求であり、他人がいてこそ満たされる欲求の事を指しています。

会社勤めの間はこの「社会的欲求」・「承認欲求」は満たされるのしょうが、FIRE達成後は、社会的欲求以上が満たされなくなる可能性が高くなる事を考えておかないといけないということです。

人との関係のなかで満たされる欲求ですので、なんかの対策を練っておかないと自由の時間がかえって苦痛になるかもしれません。

 

対策

 

その1 今の内からFIRE後にしたいことを本気で考え実行しておく。

FIRE後に初めてやろうと予定をしていていざやってはみたものの、そこまで楽しいものでなかったり、毎日続けられるものでなかったら、せっかくの自由時間を持て余すようになります。

会社勤めをしている現役の内から、今からでもこの先一生やっていきたいものを複数見つけておいて実際にやり続けておくことが対策の一つ目となります。

会社勤めしている時では時間が足りなくて十分にできず、時間ができる事によって更に続けていこうと思えるもの・更なる向上を目指したいと思えることが該当します。

また、やりたいことも1つ2つの少数でなく、体を使ったものや頭を使ったものなど分野の違うものを複数みつけておくことも大事になってくるでしょう。

 

その2 一人でも楽しくやっていけるものにする

他の人がいないとだめなものは避け、一人でやってもじゅうぶん気持ちが満たされる対象を選ぶ必要もあります。

マズロー欲求5段階説でいえば5番目の「自己実現欲求」を満たすことをするのです。

「社会的欲求」や「承認欲求」を満たそうとすると他人に対する評価を求めることになりますが、自己実現欲求を満たすことに意識をおくのです。

他人に認められるための事をするのではなく、自分の実現したいものをするという意識で、自分一人でやっていけるものを見つけておくというのが対策の2つめとなります。

 

 

人間関係の見直し

「時間」のところでも記載しましたが、FIRE後は、会社とのつながりが消え(薄くなる)る事の不安感が生じるようです。

基本的には時間の縛りがなくなり、会社員生活のように平日は仕事、土日は休日(たまに休日出勤)ではなく、1年中が休日になります。

働いていない時間のある(暇)自分と働いている友人・会社仲間では休みの取り方一つにしても変化が生じます。

旅行にいくのにわざわざ料金が高くなる日を選ぶ必要がなく、好きな日に移動ができるFIRE人と長期休暇の時期が限定される会社員とでは休日の取り方に対する意識も変わると思います。

必死になって働く必要のないFIRE人と生活費を稼いでいかないといけない会社員では日々の生活の在り方・考え方が変わってくることも考慮する必要があるでしょう。

 

対策
その1 会社員以外の付き合いをつくる

会社勤めの人は基本、仕事を中心とした人間関係が強くなります。

年中いつでも時間の空いているFIRE人に付き合ってくれるのは自然と同じFIRE人かそれに近い人になるでしょう。

FIRE前から会社員以外の生き方をしている人達のグループとのつながりを作っておくことが対策となります。

 

その2 深い付き合いを考える

会社勤めを引退して生活してる人でかつ同じ価値観を持つ人との深いつながりもつというのが2つめの対策となります。

雇われるという意識がなくなり好きな事を好きに行うのがFIRE人の意識です。

楽しいことすることが価値観となりますので、同じ価値観をもった人との付き合いを深めていくことがFIRE後の人間関係としては望ましいと思いますので、現役中からそんなコミュニティを見つけておくことがよいと思われます。

 

 

インフレ

インフレはFIRE後の続くと厄介な社会環境です。

今までの日本はデフレであり、この状態がずっと続くものと思っていたのですが、最近日本でもようやく継続的なインフレが起きつつあります。

そしてこのインフレは、しばらくこの傾向が続くことが予想されます。

FIREが日本でブームになった頃はデフレ期であり、一定のお金をもっていれば、同じ生活費水準を保ったまま生活を送れたことだったと思います。

インフレ下では年間を通じてモノの価値が上がる(通貨の価値の下落)ことになるので、同じ生活水準を維持しようとすれば、かかる生活コストが上がってしまう事はいうまでもありません。

 

対策
その1 インフレに強い資産に変える

デフレ下では現金が強い資産でしたが、インフレ下ではその価値が目減りしてしまいます。

今日10000円で買えいてたものが、来年同じ時期には12000円必要になっている可能性もありえます。

対策としては価値が上がるものにお金を変えておくことです。

インフレに有効な資産としては株式・投資信託などの金融資産や不動産等の実物資産が例としてあげられます。

 

その2 今が買い時

インフレ下では今が一番最安値と考えるのが良いです。

この先1年にわたって絶対に必要になるものは先取り購入するというのが対策となります。

日用品・消耗品等で我が家で確実に使うものは(おけるスペース次第とお金次第ではありますが)、前倒しで購入しておくのが最適解です。

最初に金銭的面で一時的な負担はかかりますが、長い目でみればもっとも安く購入できたことになります。

 

金融不安

資産形成・資産運用では投資信託などの金融資産を購入して資産の構築にあたる訳ですが、これこそが最大の不安要素になるというものです。

金融市場は定期的に暴落するという避けられない現象が発生します。

過去にも何度も〇〇ショックがおこり金融市場は大きな大暴落に見舞われています。

形成時期であれば仕事もしてますので挽回は可能ですが、一度FIRE達成した後にこれを食らってしまったらかなりキツイのではないでしょうか?

過去の事例でも元の資産額に回復するまでには数年かかる場合がある事がわかっています。

次もし金融危機が起きた場合10年くらいは戻らないのではという話もあるくらいです。

FIRE生活で取り崩し時期で総資産額が減っていたり配当の減配があったのなら生活に必要な年間額を確保できなくなる可能性もあるので要注意です。

 

対策 
その1 多めに資産を作る

金融資産が半分になってたしても取り崩しで同じ額が使えれば問題ありません。

目標が1億で年間支出が300万円(3%切り崩し)である場合、その倍の2億でFIREをすれば総資産が半分になったとしても取り崩しの300万円が可能になります。

現実的に2億蓄財できるかという問題はあるのですが、簡単ではないと思います・・・。

そう考えるとFIRE目標金額の設定は自分が思っているよりも多めにしないといけないものなのかもしれません。

 

その2 価格が下がりにくく収入が入る資産をもつ

金融不安があっても比較的価格が下がりにくく、定期的なインカムが可能な資産を持つというのが対策になります。

不動産がいい例でしょう。

ただし不動産は金融投資と違い事業に近いジャンルの為、ほったらかしができない(管理会社や住居人対応)事や、購入金額が大きいので失敗するとダメージが大きいという点があるので注意が必要でもあります。

 

その3 他人の役に立つ事をする

他人の為になる事をすることをし稼ぐというのも対策の一つになります。

FIRE後の自分の為に使っている時間の一部を人の為になる事に使うのです。

やる対象は他人の為になることで、かつ自分が楽しく感じる対象があるというのがコツになります。

一例としては情報発信があります。

現代ではネットによるブログやユーチューブを使った情報発信もできるようになり、世界中の人に役に立つ情報を伝達できるようになっています。

やり方や人の為になる情報を発信することができれば、ユーチューブ運営側から収入が得られることもできます。

 

 

まとめ

FIREは達成するまでも大変ですが、そのあとのFIRE生活を無事維持していくための準備も必要そうです。

やはり不安の発生を防ぎ幸せなFIRE生活を送るには、それ相応の対策がかかせないでしょう。

対策についても直ぐにできることではないことばかりですがFIRE後に後悔のないよう、できる事は全てやっておくことが、満足できるFIRE生活には欠かせないということなのでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。