落とし穴!?FIREで注意すべき点とは!

「経済的に自立して、できるだけ早く仕事を辞める」というFIRE(ファイア)は憧れのライフスタイルです。

ブログやユーチューブ上では様々なFIRE生活を垣間見ることができます。

この一見うらやましいFIRE生活ですが、いざ実行しようと思ったときには気を付けないといけない落とし穴がありそうです。

それは……

「生活費さえ抑えればFIREできる」と思い込んでしまうこと。

実際にFIREした後、「あれ?こんな出費、計算してなかった!」と焦る人も少なくないようです。

これを知らずにFIREすると、後で苦しくなるかも・・・

今回は、そんな落とし穴になるFIRE後にかかる”生活費以外”の費用5つを、具体例を交えて紹介したいと思います。


 健康保険と医療費:会社員のときより高くなる!?

FIRE後は会社を辞めるので、当然「会社の健康保険」から外れます。

自営業者や無職の人が入る「国民健康保険」に切り替わることになるのですが、これが意外と高い!(家族がいれば、家族一人ひとりが被保険者となるため)

さらに、年を取れば取るほど病院にかかる回数が増えて医療費が高くなります。

💡具体例

40代でFIREしたAさん(夫婦+子供一人)は、年間の健康保険料が40万円、医療費が10万円以上かかっています。(総合課税を選択している場合)

→対策:税に関する知識や生活費に「健康に関するお金」を考慮します。


住民税・固定資産税などの「税金」

FIREして収入が少なくなったとしても、「住民税」や「固定資産税」はゼロになりません。

特にマイホームを持っている人は要注意です。

💡具体例

持ち家のあるBさんは、毎年の固定資産税として15万円を支払っています。

→対策:FIRE後も、定期的に発生する税金は「固定費」として計算に入れましょう。


 車の維持費:乗らなくてもお金がかかる!

車を所有していると、FIRE後も自動車税、車検、保険、メンテナンス費などがかかります。

特に地方に住んでいる人は車が必須というケースも多く、意外と家計を圧迫することになります。

💡具体例

田舎で生活しているため車を1台所有しているCさんは、年間で約25万円の維持費がかかっています。

→対策:車の維持費も計算に入れたり、FIRE後の生活スタイルに「車は本当に必要か?」を見直します。


親の介護や仕送り:想定外の出費に注意!

FIREして自由になったと思ったら、今度は親(自分及び配偶者)の介護費用や仕送りが発生するケースも。

自分は自由でも、家族の状況が変われば予定外のお金も必要になります。

💡具体例

FIRE後、突然親が要介護状態になり、Dさんは月5万円を介護費に使うようになりました。

→対策:自分の生活費だけでなく、「家族」のことも想定しておきます。


 趣味・旅行・交際費:時間があると、お金も使う!

FIRE後は、自由な時間が一気に増えます。

すると自然に「旅行に行きたい」「新しい趣味に挑戦したい」と思うようになるかもしれません。

意識しないと、生活費より趣味の方が高くつくようになるかもしれません。

💡具体例

EさんはFIRE後、海外旅行を年に2回楽しむようになり、年間で約50万円の出費になりました。

→対策:FIRE後も“我慢”だけの生活は続きません。心のゆとりのための予算も入れておきます。


まとめ:FIRE後の「見えない支出」の一覧

もう一度、FIRE後にかかる生活費以外の代表的な出費を以下にまとめてみます。

費用の種類 内容 年間の目安金額(例)
健康保険・医療費 国民健康保険+通院など 約40万〜50万円
税金 住民税・固定資産税など 約10万〜30万円
車の維持費 自動車税、車検、保険 約20万〜30万円
親の介護・仕送り 状況次第で変動大 数万円〜
趣味・旅行・交際費 趣味や旅行での出費 〜50万円以上

最後に:FIREは「お金の自由」だけじゃなく「心の自由」も大事

FIREは素晴らしい目標です。

ですが、「お金が足りない」「想定外の支出で焦る」という状況になれば、せっかく勝ち取った自由も楽しめません。

FIRE達成後の快適な生活を楽しむためにも生活費以外の費用の見積もりを十分に行い、「安心して楽しめるFIRE」を目指せるようすることが大事であると改めて考えさせられるのでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

関東在住の平凡40代サラリーマン。 既婚、子一人。 趣味は漫画・読書・投資・ネット検索すること 「小さいことからコツコツ」、「楽しそうなことはやってみる」 をモットーに自由にやりたいことにチャレンジしてます。