資本主義社会では資本(お金)を持つものが、良くも悪くも世の中の様々な事を制するような仕組みになっています。
であるならば、資本主義という世界を生きていく上で資本(お金)とどう付き合うかが大事になってきます。
お金は卑しいものとするのも価値観の一つとは思いますが、今のところの良くも悪くもこの資本主義の影響を受けています。
資本主義の世界で生きている事を受け入れ、そのうえで資本主義のルールをどう攻略するかが現代社会を生きていく上では必要な事になると思います。
今回はそんな資本主義をどう攻略するかについて考察してみたいと思います。
Contents
資本主義
シンプルに資本(お金)を持つものが力を持ち、比較的自由な事ができるという世界です。
この世界を上手く生きていくには、より多くのお金をどう獲得するか、また獲得したお金をどのように使っていくかというの視点が欠かせません。
お金を持つのが最強ならば、資本(お金)を作り出せる銀行に近い部分に属するのがいいわけですが、銀行をつくるとかお金の発行などは一個人がどうにかできるレベルではないと思います。
ここでは個人のできる範囲に焦点を絞り、資本を獲得するにはどうするかという視点で考えてみます。
資本獲得ゲーム!?
資本主義の世界では資本をいかに持つかにかかっています。
新たな資本(お金)を作る事はできませんが、今存在している資本(お金)を集めることはできます。
そんな資本を集めるの基本的な考えが、稼ぐ・使う・貯める・増やすという概念です。
すでに働いている人からしたら当たり前のことかもしれませんが、学生時代にしっかり内容を学んだことはあるでしょうか?
おそらくほとんど人がお金のことなど良く知らないまま社会人となり、資本主義社会のルールの世界に飛び込んでいると思います。
いまでこそ書店や動画でである程度は学べるようになっていますが、それでも自分から学ぼうと思わなければ知る事がないのではないでしょうか?
ここでまじめに、基本となる稼ぐ・使う(貯める)・増やすという概念について説明してもいいのですが、そのような説明はもっと詳しく解説している人がいますので、ここでは自分の好きなゲームを参考にして、この概念の理解したいと思います。
ちなみに、ゲームに置き換えるという発想の参考になったのが、「人生ドラクエ化マニュアル」という書籍です。
アマゾンのキンドル上で出版されていて、人生をドラクエとしてゲームにみたててどう攻略するかという内容の書籍でした。
お金の扱い方のゲーム
ゲームで稼ぐ・使う(貯める)・増やすという概念を理解しようとする場合ですが、ジャンル的にはRPGが適切であると思ったので、RPG上にでてくる用語をもってこれらの概念の説明したいと思います。
そもそもRPG(ロールプレイグゲーム)とはキャラクターを育てて、ある目的を達成するゲームです。
資本主義での目的とキャラクターですが、資本(お金)の獲得が目的で、キャラクターは本人(自分自身)が該当します。
稼ぐ、使う(貯める)、増やすの概念をRPG上のキャラクターの各種パラメータで当てはめると下記のようになります。
ゲームによって能力値の名称が違ってきますが、基本的なパラメータとして体力(HP)、力(攻撃力)、守り(防御力)、魔力がこれらにあたります。
『資本』は『体力』
『力(攻撃力)』は『稼ぐ』
『使う(貯める)』は『守り(防御力)』
『増やす』は『魔法力』
体力とは資本(お金)そのもの
まずは体力値ですが、資本主義では資本(お金)の部分にあたります。
目的がこの資本を得る事であり、資本主義ではこの体力値の数値が高いほど良いことになります。
RPGゲーム場ならシステム上の上限が設定されますが、資本主義においてはこの体力値には上限がないので、集める事ができれば最大値はほぼ無限の状態です。
RPGゲーム場では、この体力値が高いほどやられににくくなります。
資本主義では、この資本値が高いほど生活が楽になり、また自主裁量の余地が高い自由な行動がとれるようになります。
また、この資本を使うことで、この後説明する攻撃力、防御力、魔法力(稼ぐ・使う・資産運用)の数値を増やすことができる仕組みとなっています。
攻撃力は稼ぐ力の事
攻撃力は稼ぐこと(収入)にあたります。
技術・運動能力等の特殊な能力・資格をもつことで、飛躍的に稼ぐこともできるようになります。
特殊な能力・資格ほど初期投資(体力)が必要で、本人の適正と合わされば、高い攻撃力(稼ぐ)にすることができます。
ここで稼いだはお金は更に資本(体力)として蓄える事ができ、そのまま資本値(体力)のままもっていてたり、ほかのパラメータに振るわける事もできます。
防御力はお金の使い方
お金の使い方は防御力にあたります。
資本主義では何をするにも基本お金が発生するという特徴があります。
何かを使うたびにお金(資本)が消費されていきます。(ランニングコストの発生)
資本主義では生活に必要なもの(通信・車・住宅・食費)は自分の持つ資本(体力)から消費させられていきます。
生きるだけでも資金(お金)を消費されるのが資本主義のルールでもあります。
消費量の大きいものを使えばその分だけ資本(体力)が消耗していきます。
同じ性能なら消費量の少ない道具を使用すれば、体力の消費が少なくて済むようもなっていますのでどれだけ消費が少ない優良なものを揃えられるかがポイントとなります。
魔法力は資産運用
魔法力は資産に該当します。
攻撃力が自分のスキルによる労働による稼ぎだとすれば、この魔法力は金融資産等からによる稼ぎになります。
自分の資金(体力)の一部を魔法力=金融資産に変換して、金融資産からお金を得られるようにします。
資金(体力)が多いほど、さまざまな金融資産に交換できるようになります。
具体的な金融資産等は、株式・債券であったり不動産だったりするわけですが、これらはいわゆる呪文にあたります。
呪文によって効果が違い、振り分けた魔法力(資本の規模)と呪文によって配当や売買益等の資本(お金)が得られるようになります。
自分の動く必要がある稼ぐ(攻撃力)とは異なり、自動(不労)で資本(お金)を得られるという特徴があります。
社会情勢(金融不安)でたまに魔法力の数値が大幅な減少がみられるのも特徴です。
基本的な進めかた
資本主義ゲームにおいての基本的な進め方は以下の通りになります。
1 学生時代(親の資本を使って各種パラメータに振り分け)
親の経済状態や教育方針によってパラメータが設定される。(親次第で有力な資格や技術の
獲得、高い稼ぐ力の獲得可能)
本人によほどの意識がないと親の言われるままの設定値で社会人(資本主義世界)になる。
↓
2 社会人時代(自分の資本を使って各種パラメータに振り分け)
資本主義に気が付いた人が自分の資本を使って自分の望むパラメータに振り分けをする。
一般的に攻撃力(稼ぐ)、 体力(資本)、防御力(使う・守る)にパラメータ分けする。
余力がある人は、魔法力(資産運用)に変換する。
気付かない人はそのまま終わる。
まとめ
このように資本主義ルールをRPGゲームに置き換えると、ゲームをやった事がある人なら何となくわかりやすく親しみやすくなったと思います。
実生活はゲームと同じじゃないと思う人もいるかもしれません。
ただ、お金がないとやっていけない世界なのですから、どうせやるなら楽しみながらお金を獲得していった方が気持ち的に楽だと思います。
ちょっとした発想の転換で楽しく生きていけるのであれば、このような考えをもって資本主義に適応するのもありだと思います。
一度きりの人生です。
どうせやるなら楽しくゲーム感覚での生活するのも悪くないのではないでしょうか?
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